Sony 50mm F1.2 G Master レンズ使ってみて

SEL50F12GM

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どうも、動画人のターナーです。

今回ご紹介するレンズは、昨年に販売されて以降大人気の、FE 50mm f1.2 Gマスターレンズ です。

まず最初に、使ってみた感想としては、めちゃくちゃ良かったです。

これまでにGマスターレンズは何度か使ったことがあるのですが、今回の50mmf1.2のレンズが今まで使ってみたレンズの中で一番テンションがあがりました。

ちなみに、ソニーの純正レンズは大きくわけて、3つの種類に分かれます。
無印レンズ、Gレンズ、そして今回のG Masterレンズ。

GM: Gマスターレンズというのは、ソニー純正レンズの中でも最高峰のレンズと言われています。

GMレンズについては、これまでソニーさんや知り合いからお借りして、24-70mmf2.8 GMや、16-35 f2.8GM、35mmf1.4 GM、そして12-24mm f2.8 GMといったレンズを使用してきたのですが、今回のレンズはこれまで体験したレンズの中で、一番多くの感動とワクワクを届けてくれました。

ソニーの最新技術を思い切りつめこんで作られたということもあり、圧倒的に高い解像力と、とろけるようなボケ感、これらが特徴のレンズとなっています。

それでは、この最高のレンズを使ってみて、特に良かった3つのことについて、解説していきたいと思います。

動画でサクッと見たい人はこちら↓

1. 絞り開放F1.2 50mm という標準域のレンズ

FE 50mm F1.2 GM

まずレンズの特徴なのですが、下記のような内容となっています。

●焦点距離 50mm
●絞り開放 F値1.2
●レンズ構成:10群14枚
●最短撮影距離:0.4m
●フィルター径:72mm
●大きさ:最大径87mm×長さ108mm
●質量:約778g
●最短撮影距離0.4m、最大撮影倍率0.17倍

このレンズの特徴としては、焦点距離50mmという非常に使いやすい焦点距離であって、F1.2という明るさが実現した、というのが最も大きな特徴ではないでしょうか。

焦点距離50mmというのは、人間の視野角に最も近い画角と言われている、いわゆる標準の画角。目で見ている大きさや感覚に近いので、非常に使いやすい焦点距離のレンズとなります。

現在ボクは、標準レンズとして、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA を気に入って使っていますが、そのツァイスのレンズと近い焦点距離となります。ツァイスのレンズはとても軽く非常に使いやすいレンズではあるのですが、唯一の欠点が被写体によれないことです。最短撮影距離が0.5mのため、気軽によって撮影することができません。

それに対して、今回のG Masterレンズの最短撮影距離は0.4m。ツァイスのレンズよりもヨルことができて、かつ2段階も明るく撮影することができます。

レンズの特徴としては、申し分ないでしょう。

ここにきて最強のレンズ到来!という感じですね。

2. オートフォーカスが優秀

それでは続いてオートフォーカスについて述べていきたいと思います。

今回使用して改めて実感したのが、AFの優秀さ。

Sonya7siiiとの組み合わせで使用しましたが、f1.2ともなると、背景が大きくボケる分、被写界深度が狭くなり、ピントが合いにくいのでは?と思うところもあったのですが、そこはさすがのソニー純正レンズ、かつ最新技術がつめこまれたG Masterレンズ。

今回、美容室内でヘアメイクしているところを撮らせてもらったのですが、AFがかなり優秀でした。

瞳AFがバッチリ効いてくれるので、f1.2という狭い被写界深度(ピントが合っている範囲のこと)にも関わらず、ほとんどピントが外れませんでした。

常に瞳を追従してくれるので、人物撮影ではかなり安心して撮影することができるのではないかなぁと思いました。

(インサートでiphoneで撮影していた映像を入れる。瞳AFの部分)

モデルさんを撮影しているときに、美容師が前にきたとしても、大きくピントがはずれるのではなく、自然とはずれて、再び自然にピントが合ってくれます。

これは、カメラの設定でピントが変わる速度や感度を変えられるのですが、今回は標準の速さで撮影してみました。自分好みにカスタムしたい、という方は、

  • AF被写体追従速度
  • AF被写体追従感度

これらの設定の数値をぜひ変更してみてください。

僕は普段、AFの機能を最大限に発揮してほしいので、ソニー純正レンズを使っているのですが、今回のレンズを使用して、改めてソニーの純正レンズのAFの優秀さを実感しました。

3. 室内など暗部での撮影に強い

3つ目の大きな特徴としては、暗部での撮影に強いこと。
開放F1.2という明るさのため、室内や暗い場所での撮影でも安心して使用することができます。

今回はSony a7siiiとの組み合わせで撮影したというのもありますが、室内にも関わらず、ISO値をあまりあげずとも、明るく撮影することができました。

今回、美容室で撮影させてもらったのですが、場所によっては、非常に暗いエリアがありました。

室内撮影の場合、通常であれば、ISOをけっこうあげないと明るく撮ることができないのですが、今回はf1.2という明るさもあり、ISOはそんなにあげずとも十分明るく撮影することができました。

逆に、ISOを100にさげてもまだ明るいということで、室内でもNDフィルターを途中でだしたくらいでした。F1.2という開放で撮る場合は、室内撮影でも明るい場所の場合、NDフィルターは必須ですね。

屋外撮影では可変式NDフィルターが必須です。

NDフィルターをつけても色が変わらないということで好評の、Nisiの可変式NDフィルターなどが1 枚あれば安心でしょう。
NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops (ND2~32)

さいごに

今回1週間という短い時間ではありましたが、美容室で50mm f1.2 G Masterレンズを使わせてもらいました。非常に使いやすくて、かつワクワクするレンズでした。

お値段はけっこうしますが、仕事用として1本あると、どんな状況でもオールマイティに使えて、良いのではと感じました。

50mm界隈のレンズを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

それではまた!

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ターナー動画人
デジクリ運営オーナー。無拠点で全国で活動するビデオグラファー&映像講師。 動画スキルを学びたい人向けに、撮影や編集に役立つ情報を発信中。 個人向け講座から企業向けコンサルまで幅広く活動していますので、お気軽にお問い合わせ下さい。