どうも、ターナーです。
写真を撮る際、滝の流れをだすために、シャッタースピードを遅くするのにNDフィルターをつけることがあります。
ND2、ND4、ND16、ND400、など様々なNDフィルターがあります。
では、動画撮影時にはこのNDフィルターを使うことはあるのでしょうか。
答えは、イエス!
デジタル一眼レフ、ミラーレスカメラなどで撮影するときは必須のアイテムとなります。
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ボクは仕事でSony a7ⅢとSony a6500のカメラをよく使うのですが、屋外撮影の場合は必ず可変式NDフィルターを持っていきます。
可変式NDフィルターを使う大きな理由は、明るさをおさえるため。
その理由の背景には、「適切なシャッタースピードで、ボケ感のある映像を撮るため」です。
動画撮影は、マニュアルモードを使います。
通常、シャッタースピードはフレームレート(fps)の約2倍に設定します。
これは、人間の目でみたブラー(残像感)と同じにするため。
そのため、
- 24fps → 1/50
- 30fps → 1/60
- 60fps → 1/100, 1/125
などでシャッタースピードを決めます。
そして次にF値。
ボカしたい場合は、F値を一番開放側に設定します。
24-105mm f4のレンズだったらf4に、55mm f1.8のレンズだったらf1.8に。
逆に複数人数の撮影や風景など全体にピントをあわせたい場合は、F値を絞ります。
f6.5やf8、f12などに。
そして最後にISOで明るさをマニュアルで調整します。
ISOオートも便利な機能なのですが、やはりカメラまかせではなく自分の好みの明るさ、適正露出にしたいので、ISOはマニュアルで設定します。
その際、屋外撮影の場合、明るさをおとすためにISOを下げていくのですが、下限のISO100とかにしてもまだまだ明るい場合があります。
こういった場合、「適切なシャッタースピードでボケのある動画を撮る」ことはできなくなります。
明るさを抑えるために、シャッタースピードを上げるか、F値を絞る(F値の数値を下げる)必要がでてきます。
そうなると、被写体の見た目の動きが変わったり、ボカしたいのにボカせない、などの不都合がでてきます。
そんなときに重宝するのが、可変式NDフィルター。
フィルターの回せる部分を回すだけで、シャッタースピードもF値も変えることなく、露出を軽減することができます。
ただ、この可変式NDフィルター。
構造上、作るのが難しいというのもあり、値段がわりとします。
有名なKenko(ケンコー)などは5〜6万円(Amazonだと3万円ちょっと)。
Marumi(マルミ)で2〜3万円。
Amazonでコスパの良いK&F Concept(ケーアンドエフコンセプト)で4,000-5,000円前後。
ボクはMarumi(マルミ)を使ってますが、ボクの周りのプロのビデオグラファーもけっこうMarumiを使ってます。
これはクオリティが良くてコスパもいいからでしょう。
仕事ではなく趣味の撮影などでしたら、K&F Conceptなどでもいいと思います。
ただ、気をつけないといけないのが、安いNDフィルターだと色ムラなどがでて、実際の映像に悪い影響を与えるものもありますので、そこらへんはレビューなどを見て気をつけて購入することをオススメします。
ということで、
外の撮影は可変式NDフィルター必須ですよ!
という内容でした。
それではまた!